ゆっくりと

あと問題なのが審判のことだ。
これは、オーストラリアの選手が退場になった場面で、僕は「このあと帳尻合わせのために日本にカードが来るな」と思って大変心配した。
当然、日本の選手たちもそう思ってくれていると思った。

しかし、違った。まんまと悪い予感は当たった。
内田と栗原。
帳尻合わせのカードを喰らっていた。

彼ら二人は小学生レベルの頭なのだろうか。

情けない。

解説者もこのあたりは当然指摘していなければならない。
なのに何も言っていなかった。これが今の日本のサッカーレベルなのであろう。

最後の本田のフリーキックもそうだ。
僕は思った「これ、蹴る前に笛吹かれるぞ!」と。
まさに思ったとおりだった。
今日の審判のレベルは確かに低かった。しかし、そのレベルをいかに見抜くかもサッカーの技術である。

この場面の意見で「サッカーを長年見てきたが、こんなの初めてだ」というものがたくさんあった。
これも情けない。まさに日本の長年サッカーを見てきた人のレベルがこの程度だということだ。
ヨーロッパのサッカーを見ていて、このようなシーンは何度か見たことがある。
フリーキックで蹴る前に笛がなるなんて、あり得るのだ。
それを察知できずに、ゆっくりとフリーキックを蹴ろうとしてた本田が情けない。

審判のせいにして、試合の本質を見誤るのだけは避けてほしい。
日本のDF力の弱さ。高さへの対応。攻撃陣のシュート意識の低さ。
今おこなわれているユーロを見て、反省して欲しい。